上八丁堀の竜胆さんにはじめてやってまいりました。ここは、すぐ目の前がラーメンの名店である上海総本店さん、そして汁なし担々麺のくにまつさんからも至近という立地で、それでいて、常連さんに根強い人気がある汁なし担々麺店です。このように昼時にはいつも何人かの入店待ち客がいらっしゃいます。
いろいろ調べてみますと、竜胆さんのお店のオープンは、國松さんやすずらん亭さんよりも前なんですね。汁なし担々麺店の中では老舗になるんです。
メニューにはこのように、温玉とライスが付いた「温玉定食」というのがあります。辛さは1辛~3辛と激辛。激辛は7辛相当の味のようです。そういうわけで、初めてのお店なので汁なし担々麺の基本である2辛、そして温玉・ごはんが組合わさった温玉定食を注文です。メニューには「まずは、1辛から」って書いてありますね。
竜胆さんの汁なし担々麺の特徴は、ラー油や唐辛子が使用されていなくて、山椒だけの辛さという汁なし担々麺なんですね。そして、このようにテーブル上に辛子高菜、そしてラー油と粉唐辛子が準備されていて、唐辛子の辛さが欲しい場合は、自分でこれらを足して調整するんです。
とりあえず辛子高菜の味見と思ってご飯と一緒に食べてみたのですが、これが、おいしいんですね。いや、唐辛子のない汁なし担々麺を味わうつもりだったのですが、思わず汁なし担々麺にも辛子高菜を入れて混ぜてしまう、それくらいおいしい高菜です。
汁なし担々麺にはネギがたっぷり入っていて、ミンチも多めです。麺鉢が他店と比較して小さめなので、混ぜるときは注意しながら。温玉を壊さないように混ぜるのが、ちょっと大変です。タレは醤油味。そしてうっすらと透明な油が、これは植物油ということです。
さて、いよいよ実食です。ラー油が入っていない分、その独特のしつこさがなくマイルドでとても食べやすい味だと思います。山椒は、香りとか食感的には結構な量が入っているように思うのですが、味や痺れをそこまで感じません。おそらく唐辛子や塩味などの辛味がほとんど無いからなのかな・・・。むしろ食べ終わってから、そういえば山椒がたくさん入っていたのかなぁ・・、そういう感じなんですね。もし、汁なし担々麺の山椒を試したり慣れたいという方がいらっしゃったら、オススメだと思います。
ところで、わたしは最初に書いたように竜胆さんは初めてなのですが、この場所で以前営業されていたお店に来たことがあるんですね。その時、背の高いカウンターなのに足置き場がなくて、足をぶらぶらさせながら食べつつ、足元にコンクリートブロックくらい置けばいいのにと思った記憶が妙に残っているんです。竜胆さんのカウンターの構造はその時と同じなんですが、足を置くことが出きる椅子になっていて、すこしホッとしました。
竜胆
サービス:★★★ 店のおしゃれ度:★★★
汁なし担々麺:おいしい(o^-^o) [このマークの意味]
営業時間 11:00~15:00、18:00~23:00
定休日 日祝日
温玉定食:680円(汁なし担々麺+温玉+ライス)汁なし担々麺 550円
辛さ 0辛~3辛と激辛
場所 広島市中区八丁堀2-6
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