一銭洋食 京都・祇園にお好み焼きのルーツがあった

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先日、京都の祇園に行く機会がありました。地下鉄の河原町で下車して四条大橋を渡ったところにある街です。祇園というと、なにやらムフフ街のようなイメージを抱く方もいらっしゃるかと思いますが、現在はそんな街ではありません。特に平日昼間に歩くと、外国人の観光客と修学旅行生しかいないような、全くの観光地になっています。

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さて、その祇園にあったのが「一銭洋食」というお店です。広島のお好み焼きって、もともと京都の一銭洋食を広島に輸入したものなんですね。原爆で廃墟になった広島から、戦後しばらく京都へ避難した方も多くいらっしゃるんです。そのことと関係あるかどうか分かりませんが、この食べ物がこの頃に広島に持ち帰られ、お好み焼きとして独自の発展をし、今では広島名物になっているということなんですね。

では早速、一銭洋食を見てみましょう。

 

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一銭洋食の生地は、広島のお好み焼きと同じく小麦粉を水に溶いただけの、薄く丸い生地です。その上の具は、青ネギや、白く丸い天カス、黒っぽい味付けこんにゃく、たまご、そのほか桜えびやちくわ、そして牛肉が見えます。

 

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これを、広島のお好み焼きと同じくひっくり返します。野菜はネギのみなので蒸し焼きというわけではなく、表面を焼くだけですぐに出来上がります。

 

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再度ひっくり返して、ソースを塗ります。

 

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ここで二つ折りにして外側にもソースを。あれ? このやり方は「呉焼き」とよく似ていますよね。呉と京都は歴史的にいろいろな部分でつながりが深く、呉には京都から直接「一銭洋食」が入ってきたのかもしれないですね。

 

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一銭洋食です。じつは、とても時間がなくて、店先で写真のみ取らせていただきました。興味ある方は京都におでかけの際にご賞味ください。

 

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一銭洋食
[月~土]11:00~翌3:00、[日・祝]10:30~22:00

場所:京都市東山区祇園四条通縄手上ル祇園町北側238
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一銭洋食 京都・祇園にお好み焼きのルーツがあった」への2件のフィードバック

  1. 京都からきたものだったんですね
    今度行くことがあったら立ち寄ってみたいです^^

    それより先に「美人多し一旦停止」の札が気になりました(笑)

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